私たち人間は群れで生きる生き物です。どの社会においても、人種・信条・ジェンダー・家族構成、健康状態等、様々な理由により、多数派・少数派が存在します。多数派がルールを決めがちであるので、少数派が受け容れられないと感じて生きにくさを抱えていたり、場合によっては迫害・差別によって苦しんでいることもあります。
残念ながら、差はあれ、どの時代においてもどこに行っても、起きうることです。
私自身、ルーツの為に受け容れられなかった経験や、社会で敷かれたレールに沿った生き方が合わない為に、苦しんできました。社会に認めて欲しくて居場所が欲しくて外側にベクトルを向けて必死に走っていました。
残念ながら、世界を変えることは容易ではありません。
セルフ・コンパッションを学んでから、気付きました。必ずしも、他人の心を変えなくても、社会一般に受け容れられなくても、それで良いのだと。
大切なのは、自分が自分の全てのパーツを認めてあげること。その為の強さと優しさを持つこと。
そうすることで、自分らしく生きていくことができます。それは、外での居場所を見つける助けにもなります。
2015年より8年半オランダに住んできました。我が家は三つの文化と四つの言語が混ざった夫婦別姓ミックスファミリーです。その経験から、自信を持って言います。
違いは豊かさです。一人一人が自分を受け容れ、自分らしく生き、個々の強みを生かして社会に貢献できれば、社会はもっと豊かになっていきます。
それぞれが自分自身を受け入れ、自分の居場所を見つけ、自分らしく生きる助けをしたい。そんな思いで活動しています。
セルフ・コンパッションと多様性に関する研究はこちらから。
アメブロでオランダ生活等についても発信しています。
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