今のままでは不足している自分自身を批判することが当たり前となり、バーンアウトやうつ病等の精神疾患に繋がっている要因の一つでもあると思います。自己批判や欠乏、恐怖が原動力となった時、人間は委縮し孤立します。
残念ながら、生きていくうえで困難な事は避けて通れません。自分自身の性格も変えられないものがあったりするものです。
マインドフル・セルフ・コンパッション講座では、人間の本能を理解したうえで、本能を上手く使いながら、批判でもない恐怖でもない、生きていくうえで避けて通れない困難さとの付き合い方を学びます。
自分自身の短所や人生で起こる様々な困難な出来事をコントロールするのではなく、踊らされず、共に生きるしなやかさを身に着けることを練習します。
それは、自分自身の強み・良さに目を向ける余裕をもたらしてくれます。短所や困難な出来事とうまく付き合いつつ、自分の良さにも目を向けることは、自分らしく生きる力となり、ウェルビーイングを高めてくれます。
「足りない」「もっと」が煽られてきた現代の消費社会においては、自分自身が不十分であると信じ込み、自己批判に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 あるいは、自己批判をすることでこそ、成長できる、良い人間になれると教わってきた方もいると思います。 残念ながら、自己批判による悪影響は、様々な研究によりわかっています。 そもそも、自分を批判してハッピーになる人はいないと思います。 でも、自己批判を辞め
「恥」という感情は、人間が持ちうる最も困難な感情であるとも言われています。私自身、セルフ・コンパッションを学ぶきっかけになったのも「恥」であり、自分自身が苦しめられてきた感情です。 恥という感情は、群れで生きる人間だからこそ持つ感情です。群れから離脱するとサバイバルの可能性が減少する為、逸脱しない個人を制裁し、サバイバルが困難だった時代には、非常に上手く機能しました。 一方で、恥という感情は、個人
私たち人間は群れで生きる生き物です。どの社会においても、人種・信条・ジェンダー・家族構成、健康状態等、様々な理由により、多数派・少数派が存在します。多数派がルールを決めがちであるので、少数派が受け容れられないと感じて生きにくさを抱えていたり、場合によっては迫害・差別によって苦しんでいることもあります。 残念ながら、差はあれ、どの時代においてもどこに行っても、起きうることです。 私自身、ルーツの為に